八百長相撲にスポンサー企業が頭を抱えている。白鵬をテレビCMに起用する住友林業と富士ゼロックスは、CM放映の一時中止を決定した。

「八百長の全容が解明され、再発防止策が徹底されるまではCMを見合わせるしかない」(富士ゼロックス広報担当者)

 富士ゼロックスは懸賞金も出していたから、相撲スポンサーの印象が強烈。イメージダウンは避けようがなく、とんだトバッチリだが、似たような不運企業は他にもある。

 1958年から懸賞金を出し続け、本場所の優勝力士に「大関杯」として賞金20万円や副賞を贈ってきた日本酒の大関は、昨年の野球賭博問題で多くのスポンサーが逃げ出したときも支援し続けてきたが、今後は微妙だ。

「懸賞金は1場所で90万円です。本場所が再開した後に、これまで通り懸賞金を出すかどうかは検討することになると思います」(大関の関係者)

 株価下落に見舞われた会社もある。8日は、過去の有力スポンサーとして知られる永谷園や明治乳業(明治HD)、森永製菓、大相撲トーナメントを中継するフジ・メディアHDが軒並み値下がりした。

 本場所で懸賞を出し続けている日本マクドナルドの原田泳幸社長は、「国技である以上、応援する」と前向きな発言をしたが、「逆張りが得意なマーケティング戦略」(市場関係者)と冷ややかに見られる始末。

 こんな声もある。

「今回の不祥事を口実に相撲協会と縁が切れると喜んでいる会社があるかもしれません。相撲人気の低迷は著しいし、懸賞金の宣伝効果も薄れています。長年の付き合いだけで懸賞金を出してきた企業には好都合かもしれませんよ」(経営学者の長田貴仁氏)

 スポンサー企業から見放されたら、大相撲は完全にオシマイだ。