告発の大意】

自分八百長は本来したくなかったが「これがしきたりなんだ」「やらないと”かわいがり”だ」と半ば強引に脅され、八百長グループに入った。

あいつと、

あいつと、

あいつは…云々(以下、憎しみのこもった口調での告発が続く)

 

しかし!そんな中で魁皇さんは本当にいい人だった。

男の中の男だった。

何しろ僕が、どうしても勝ちたい場所があった時…八百長仲間から「魁皇さんなら分かってくれる。正直に言って甘えなさいよ」とアドバイスされ、思い切ってお願いした。

「この場所は親父も見ているんです。どうしても勝ちたいんです。何とか負けてくれませんか?」

そうしたら遥かに格上の魁皇関が「そうか!よしわかった!」と二つ返事でOKしてもらい、「星は返せるときに返してくれればいいから」とまで言ってくれた。

魁皇関は、他の力士に対しても、自分の都合ではなく相手の都合を最優先してくれて、時には損もかぶってくれた。力士間の星のやりとりは非常に複雑で利害も衝突するが、魁皇関のような人がその利害の衝突を(自分が負けの損害を時に多めにかぶることで)やわらげてくれた。

魁皇関のような人がいるから星のやり取りが成り立つ。

みんな、本当に魁皇関を慕い、尊敬していた。本当にすばらしい方だった